Step 5 Unit 3

本編動画 ※この時点でのLとRの聞き分け効果を最大限にするため、  前回のユニットの本編動画で予告したのとは  違う内容になっています。  今までのユニットから、このまま普通の速さの  単語の最後に出てくるLとRに臨むのはまだちょっと不安・・・。  そんな方も多いのではないかと感じ、  あえて「頭でっかち」になりそうな内容を挟み込んでみました。  前回予告の「Concentrated ISLで単語の最初に出てくる普通の速さのLとRに慣れる」は、  次の「Step 5 Unit 4」でお届けする予定です。  ご了承ください。 Step 2、そしてStep 4で練習をした、 単語の最後に出てくるLとRの音の聞き取りはまだ単純です。 それは、単語の最後にLとRが出てくる場合、 LとRが発音され始めてから音が終わるまでに ・時間が長めに保たれること ・単語の最後までかけて、LとRの音が  しっかりと発音されきれること などの特徴のためです。 このステップで扱っている単語のように ・単語の最初にいきなりLとRが出てきて ・その音が終わりきらないうちに  次の音へとLとRが重なり繋がっていく 単語の最初に出てくるLとRの音の聞き取り、 聞き分けに慣れるのは、 その分難しくなります。 LとRの音の終わりまではっきりと Lの音はL、Rの音はRを保って 発音しきられない、ということは、 LとRの音の立ち上がりから 音の途中までの部分に集中をして その中でその音がLなのか、Rなのかを 聞き取り、聞き分ける必要があります。 そうは言っても、会話やセリフの中では 次の単語の最初にLかRがつくかどうかは分かりません。 ですから単語の最後にLかRが出てくる場合より余計に、 瞬時にLかRかを聞き分けられることが大切になってきます。 本編動画でも何度もご紹介してきたとおり、 Lの音は舌の先が上あごに付いて作られる音、 Rの音は舌の先がどこにも触れないで作られる音です。 長いこと日本で、日本語に囲まれて暮らしているうちに その両方ともを日本語の「ラ行」に置き換えて 発音し、聞き取るクセがついてしまいます。 そうなんです。 発音だけならまだしも、 ほぼ全員の日本人が 英語のLかRの音を耳にしたときに、 無意識に脳の中でその場で 「ラ リ ル レ ロ」のどれかに当てはめて、変換し、 それから取り入れる、という習慣を、 気づかないうちに何千回、何万回と繰り返してきてしまっているのです。 そうしているうちに、実際にははっきりと まったく違う音の作られ方、別の音の特徴を持つLもRも、 正確に聞き取れない、聞き分けられない状態になってしまいます。 この悪習慣で根付いてしまった 「LもRも『ラ リ ル レ ロ』」を上書きするには、 その習慣を繰り返してきたのと同じくらいの分量で 「Lの音はL、Rの音はR、まったく違う別の音」 と認識できる状態で、LとRの音を聞く必要があると言っても 言い過ぎではないくらいです。 幸いなことに私たちには、 はっきりと意識をしたことは理論や説明の力を借りて、 より効率よく学習できる能力が備わっています。 これがどういうことかというと、 「LもRもラ行の音に聞こえてしまう。  日本人にはLとRの聞き分けはきっとムリなのだろう。」 と思いながら英語のLとRの音を聞き続けるのと、 「LとRは英語のネイティブ・スピーカーには  まったく違う音に聞こえるそうだ。  同じ人間、自分にだって  LとRは違う音に聞こえてくるはず!」 と思って英語のLとRの音を聞くのでは、 聞き取り、聞き分けの向上のしかたに 天と地ほどの差が出てくるということなのです。 ISL特殊音声、特に遅い速度の「Concentrated ISL」で聞くと、 LとRは確かに違う音なのだと分かるはずです。 (ここまでのステップで、LとRの音の違いを感じられたことがない場合には、  今すぐに mail@isl-lr.com まで状況をお知らせください。) その、違いを聞き分けられる状態で、 「やっぱりLとRの音は、個性を持った別の音なのだ。  音に違いがある限り、必ず聞き分けはできるようになるはずだ。」 と繰り返し言い聞かせながら LとRの音に集中することが できるだけ速く、そして確実に、 LとRを聞き分けられるようになるために とても大事なことなのです。 Step 5 Unit 3 ::: このユニットの目標 LとRの音の違いを目で見て再確認する 《動画の内容》 ・今まで耳だけで捉えようとしてきた  英語のLとRの音の違いを、  音の大きさの変化を示す波形を  目で見て確認してみよう。 ・このユニットに出てくる単語  light, right, love, rove, lot, rot…

この話題を共有Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Share on Google+0Email this to someonePrint this pageShare on Tumblr0