本編動画 さて、ここまでしつこく、 「Concentrated ISL」でLとRの音を聞きまくってくると、 イヤでもLとRの音の違いを感じられるように なってきているのではないでしょうか。 私自身の経験をお話すると、 最初に 「あれ、LとRって、音、違わない?」 と思ったときの感覚というのは、 音そのものの違いを認識したというより、 LとR、それぞれの音の持つ雰囲気、 音だからもちろん、目に見えるわけではないのだけれども、 それぞれの音の持つ色彩の違い、 のようなものとして察知しました。 (分かりづらい表現でごめんなさい。) どんなふうに感じるか、捉えるかは別としても、 はじめに感じたり、認識したりする違いなんてものは、 せいぜいそんな程度の、 非常にボヤーっとしたものだということです。 特に「Step 3」までの英語の音の聞き方ですと、 ISL特殊音声で速度は落としている、とはいえ、 集中して聞き取りたい、聞き分けたいLとRの音以外の音が 周りや間に入っていたので (もちろん、他の音の中に混ざって存在する LとRの音を聞く、ということの意義はあるのですが) せっかく脳がL、Rの音を認識しても、 すぐに他の音でかき消されてしまうために その印象がボヤケてしまう。 そんな現象が起きていた可能性があります。 「Concentrated ISL」でとことんまで、 LとRの音だけにこだわることで、 そのボヤーっとしか存在できなかった印象が、 あたりに漂っていた霧が、だんだんと何かを形作ろうとするように、 少しずつ、触れられそうな「何か」に 近づいてきたのではないでしょうか。 そこでこのユニットでは、 思い切って通常の速さの「Concentrated ISL」だけを使って、 LとRの聞き取り、聞き分けに挑んでみたいと思います。 この段階で、通常の速さのLとRを 完璧に聞き分けられる必要はありません。 いつもどおり、まずは通常の速さの、 抜き出されたLとRの音に集中して耳を研ぎ澄まし、 「聞く」というところからはじめてみてくださいね。 Step 4 Unit 3 ::: このユニットの目標 普通の速さの「Concentrated ISL」で LとRの音に慣れる 《動画の内容》 ・通常の速さの「Concentrated ISL」だけで 純粋にLとRの音を聞き取り、聞き分けてみよう ・このユニットに出てくる単語 veal, beer, peal, peer, steal, steer Concentrated Quiz…