第三回 聞こえないなら、聞こえるようにすればいいじゃない

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こんにちは。
ISL発案開発者のしいのです。




 - 略 -




ひとつはっきり分かっていたのは、

「今までのやり方じゃだめだ」

ということでした。


一日中英語で映画やドラマを見まくっても、
スカイプで世界中にいる友人たちと毎日話しても、
脳みそが、日本語と英語の間を行き来し続ける、
通訳や翻訳のような仕事をしても、
製品が故障したとき待つのが嫌だからと
直接外国にある本社に英語で問い合わせの電話をしても、
崇敬するコメディアンのオーディオブックを
毎晩子守唄代わりにして寝ても、
LとRの聞き分け「だけ」はできるようにはならなかったのです。



これは私だけに限ったことではなく、
どうやら多くの日本人に共通する弱点のようで、
あるとき知人に頼まれた通訳の仕事の席に居合わせた
プロの通訳さんが

「LとR? 私もはっきり聞き分けてるわけじゃないのよ。
 音の持つ雰囲気とか、
 この単語ならLでしかあり得ないなとか、
 当たりをつけて切り抜けてるの。」

とこっそり話してくれました。

でも、そこはプロ。
「それでも間違うことはまずないけど。」
との一言付きでしたが。

私もずっと、この通訳さんと
同じ方法でやり過ごしてきました。
それで、悪いことに、

「じゃあ、このままでいいや。」

と納得してしまったんです。

(あの時、LとRの聞き分けの謎に
 本格的に取り組み始めていれば、
 あの先の何年もをムダに過ごさずに済んだのに!
 ・・・悔やんでも悔やみきれませんが、
 歯ぎしりでもしながら、地団駄を踏みたい気分。
 今さら何を思っても後の祭り、ですよね。)

ちゃんとした資格をもった通訳さんでさえ
LとRだけは、はっきりとは聞き分けていない場合もある。

これは大変な難関です。

プロの方こそ、常に自分の能力に厳しく、
訓練を怠らないことを
さまざまな職業の方の仕事に向かう真摯な姿勢から知っています。

決して手を抜いているから
LとRが聞き分けられないわけではなく、
他の技術で補ってしまった方が
迅速、かつ確実に乗り越えられる障害だということです。

私が今までしてきたことでは不十分なのはもちろん、
世の中に普及しているような方法、
どこかで聞いたことがあるやり方でも
日本人がLとRを聞き分けられるようになることは
非常に稀なのだと言わざるを得ません。

試しに「LとR 聞き分け」などの言葉を
インターネットで検索してみてください。
出てくるのは

『なぜ日本人はLとRの聞き分けが苦手なんでしょうね』
『Lの発音はこうで、Rの発音はこう。
 ね、違うでしょ?』

というような、

「だからその答えが、
 その違いが分かるようになる方法が知りたいんだってば!!」

と、思わず画面に向かって叫びたくなるような
検索結果ばかりが並びます。

自分の今までのやり方も役に立たない、
どうやら人頼みも難しい・・・。

もうこうなったら、
新しい方法を自分で作り出すしかありません。




 - 中略 -




「こんな『音環境』さえあれば、
 日本人の赤ちゃんでも 英語の音の聞き分けができるようになる。
 だったらこの『音環境』を人工的に作り出せばいいのではないだろうか。」

そう考えました。




 - 中略 -




さて、LとRを聞き分けられるようになるための
「音環境」作りに必要な残された要素は、

2.赤ちゃんにも聞き取れるように
      、            
       ↓
『LとRの音の違いに慣れていない耳でも聞き取れるような
       な音の用意』

だけということになりました。




 - 中略 -




大切なのは、
たくさんの英語を話せるようになりたいと願う人が、
そして目を覆いたくなるほどにあまりにも多くの講師が、
ずっとずっと気づかないまま使い続けている
間違った方法には決して陥らないこと。


真っ先に頭に浮かんだその大きな過ちに気をつけていなければ、
これから編み出すLとRが聞き分けられるように
作り出そうとしている、まったく新しい方法・教材も
一瞬で、

その過ちが長年かけて世界に植え続けてきた

「日本人は英語がヘタだ」

という偏見という名の、とても大きな損害を作り出す
危険なものになってしまう。


とてつもなく大事なことだから、と頭に叩き込みながら、
日本人と英語の悲しい歴史に、
思いを馳せずにはいられませんでした。




次回のメールでは、
この間違いだけは絶対に犯さずに、

「日本人なのに英語が上手」

と言わせられるようになるにはどうしたらいいのか、
についてお話させていただきます。




☆追伸☆

昨日の赤ちゃんのおしゃべりの聞き比べ。
すでにお分かりでしょうが、
一応ここで、きちんと正解を発表しておこうと思います。
正解は、

1.が          きた赤ちゃん
2.が          きた赤ちゃん

でした。




それぞれの赤ちゃんが、
つたないながらも作ろうとしている
音の違いに気づくことができましたか。
あなたも私も、
きっとこんなに早いうちから、

「英語にしかない音は、自分には必要のない音」

と、切り捨ててきたのでしょうね。

今日のメールでお話した「音環境」が
どれほどの影響力を持っているか、が
このふたりの赤ちゃんの発する
音の違いからも分かると思いませんか。

・・・あぁ、またもっと早くから、
LとRを聞き分けるための「音環境」作りに
起ち上がっていれば・・・。

あのホテルでの恥ずかしい思いも、
あの人との間に流れた気まずい思いも、
せずに済んだのに。

赤ちゃん時代までとは言わない、
せめて10年、いや5年前まで戻れたら・・・。

言っても仕方のないことが頭の中を巡って、
ちょっとだけ、切ない気持ちになってしまいました。

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