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インターネットを通じて世界中の人と会話を楽しめる今。
FacebookやTwitterなどの
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の効果も加わって、
英語の出番はますます増えています。
そんな中、楽しみでもあり、また緊張の一瞬でもあるのが、
スカイプなどのインターネット通話で
知り合った相手とはじめて話をするときです。
- 中略 -
これが・・・緊張するのです。
何がって、
「相手の名前を一度で間違わずに聞き取れるかどうか」
が、です。
想像してみてください。
あなたがネットを通じて、
共通の趣味を持つある人と知り合ったとします。
すごく話も気も合って、チャットでの話は盛り上がり
いよいよスカイプで話してみない?
なんてことになります。
せっかく身につけた英語で話をしてみたいあなたにとって、
これは願ってもない機会です。
何よりチャットでこんなに大笑いしあえる相手との会話なら、
どんなに楽しいことでしょう。
でも、その超絶に楽しいであろう会話をはじめるには
まず通り抜けなければならない難関が立ちはだかります。
それが「自己紹介」なのです。
- 中略 -
相手の名前が聞き取れなかったら。
恥ずかしいし。
聞き返すのも何だか失礼だし。
雰囲気を壊してしまいそうだし。
相手が機嫌を損ねてしまうかもしれないし。
「この程度も聞き取れないのか」と会話を敬遠されそうだし。
- 中略 -
実際、
「アジア系の人は、あんなに完璧な文法の英語を書くのに
どうしてしゃべりはまったくダメなんだ」
というのは欧米の人からよく聞く不平です。
どうしてと言われても理由は人それぞれあると思うのですが、
日本人で英語の会話が苦手な人の三大理由は
・(間違えたら)恥ずかしい
・(伝わらなかったら)恥ずかしい
・(言えなかったら)恥ずかしい
で、とにもかくにも「恥ずかしい」んですよね。
- 中略 -
そうは言っても、相手の名前は、間違えたくはないものです。
私にも、相手の名前を間違えて聞き取って、
相手の名前を呼んでも気づいてもらえなかったり
(間違っているのだから当たり前)、
「Who are you talking about?」
(それ、私の名前じゃないけど?)
と言われて、とても気まずい思いをした経験があります。
たいがいの名前は間違えずに聞き取れるようになっても、
最後まで苦労させられていたのがLとRが含まれる名前でした。
- 中略 -
「LもRも名前に入っていませんように」
いつからか、そう願うのが自己紹介のときの儀式のようになりました。
それでも願いが通じて名前を聞き取れて、
「Nice to finally talk to you, Joe.」
(ジョー、ようやく話せて嬉しいよ。よろしくね。)
とホッと胸を撫で下ろしながら言ったら、
(ちょっと気まずそうに)
「Ah, it’s not Joe. It’s Joel.」
(ジョーじゃなくてジョエルなんだ。)
と返されて、
それでもなお、最後のLが聞き取れず、
訂正されても違いが分からないまま、
「Never mind.」
(もういいよ、気にしないで。)
なんて言われて、
ぎこちないまま会話に移ることもありました。
とにかくLとRには、常にヤキモキさせられてきたのです。
それがLとRを聞き分けられるようになってからというもの、
自己紹介から恐怖心が一切消えて、
初対面の人と話すときめき、胸の高鳴りだけが残りました。
もう、ネットで出会った人たちと、
話すのが楽しくて仕方がありません。
- 中略 -
それで気づいたのが、
LとR、たったふたつの音を聞き分けられるという自信があるだけで、
こんなにも力を抜いて英語と接することができるんだ、
LとRが聞き分けられないというだけで、
今までこんなにも神経を使っていたんだ、
ということだったのです。
もちろん、自己紹介の場面だけでなく、
普通の会話でも、映画を観るときでも、
なんとも言えない解放感、
まるで、旅行から家に帰って来たときのような
ホッとした心地よさで過ごせるようになりました。
- 中略 -
LとRの聞き分けができるようになった今となっては、
あんなにも苦しい状態であのまま英語に接し続けていたらなんて、
想像するだけでも、ドッと疲れる思いでゲンナリしてしまいます。
あの頃のことを思うと、まるで、陸に揚げられてしまった魚みたいに、
パクパクと息ができないでいたように思えます。
英語の他の音が難なく聞き取れても、
LとRの聞き分けができないでいたあの頃の状態は、
綱渡りとまではいかないまでも、
橋のかかっている川を悠々渡るのと、
深い谷底をいちいち昇り降りして向こう岸へたどり着いていたほどの
違いがあります。
そんなに大変な思いをし続けて、
あんなに肩が凝るほどいつも気を張っていたのに、
英語嫌いにならなかったのは、
本当にただ運が良かったと言うしかありません。
自分でも気づかなまま、LとRのせいで
あんなに疲れていたのなら、
原因も分からないまま、何となく英語から離れてしまっていても
少しも不思議ではないからです。
私は、英語が使えるようになってから、
英語が話せなかったら受け取れなかったような
たくさんのものを授かってきました。
英語が理解できると、
情報の量は無限と言えるほどにまで増えます。
インターネットが分かりやすい例です。
- 中略 -
旅先では、出会った地元の人が
「今夜泊まるところ決まってないの?
じゃあうちにおいでよ。」
と誘ってくれたり。
とても気さく(でお金持ち)な老夫婦が、
「ホステルなんておよしなさい。
ここにいる間はうちの別荘と
そこにある車を使うといいわ。
冷蔵庫はいつも一杯にしてあるから、
好きなものを作って食べてね。」
と、あっさり豪邸を提供してくれたり。
三線を背負って旅をしていた私が
数曲披露した音楽プロデューサーは、
「お礼とdown payment(頭金)だよ。」
とシーフードレストランに連れて行ってくれました。
ちなみに何の前金だったかというと、
彼のプロデュースするバンドが次に出す曲に
私の三線の音を使いたい、という希望のためです。
・・・こう書いてくると、
私は何かを恵まれていることが
異様に多い気がするのですが、
そんなに貧乏臭く見えるのでしょうかね。
いや、バックパッカーなんて、
誰も貧乏臭く見えるものですよね。
・・・。
とにかく。
英語ができると、ネットを通じて、
日本にいながらにして
毎日世界中の人と話せることはもちろん、
喜びや、悲しみの、深い話を
それだけ多くの人とできるようにもなります。
特に悲しみについては、
受け止め方にも乗り越え方にも
文化によって違いがあったりして、
それを知るだけでも感慨深いものがありますが、
実際に自分が大きな悲しみに包まれているとき、
さまざまな言葉や方法で慰め、
一日も早く私の心に平安が戻るようにと
祈ってくれる姿には、
いつも強く、強く励まされています。
例えばあの地震が起こったときは、
時差のためにそれこそ波のように、
次から次へと励ましや、祈りの言葉をもらいました。
あなたも、
世界中から日本へ送られた
メッセージがまとめられたものを
ご覧になったことはないでしょうか。
こういった感じのものです。
↓↓↓
私はあの時、
こういったメッセージを
「日本のみなさんへ」
という形ではなく、
友人・知人たち個人から、私個人へ、
直に受け取っていました。
そしてその波は、
何日間も途切れることはありませんでした。
もし、LとRが聞き分けられないことで、
苦しんで、疲れて、嫌になって、
知らないうちに英語から離れてしまっていたら・・・。
それらのたくさんの、温かい「心」に
直接触れることも、受け取ることも
できてはいなかったでしょう。
私は今はもう、
もしどんなに悲しいことがあっても、
辛く、乗り越えられないと
思えるようなことが起こっても、
私に寄り添い、支え、励ましてくれる人たちが
世界中にいることを知っています。
その、ひとりひとりのことを想うと、
言葉では言い表せないほど心強くもあり、
また、自分の心がスーッと、
温かく、柔らかく、光の溢れる平原のように、
ゆったりと、穏やかに、
どこまでも広がっていくのを感じます。
こんなにもかけがえのないものに出会う前に、
LとRのせいで英語から離れることがなくて
本当に、本当によかった。
そして、どうか、あなたが、
LとRなんかのせいで、
途中で英語を投げ出してしまうことが
ありませんようにと願います。
私はもう、
彼らなしで生きていくことなんて
想像もできないのですから。
しいの様
LとRの聞き分け、日本語が母国語の私にとって、本当に難しい!(そうは思いたくないのですが)
今まで文脈とかで判断してましたが、もういい加減克服したい。
そこで質問なのですが、どのくらいの時間で克服出来るものでしょうか?
具体的に1日何分、何日間くらいかかりましたか?
毎日トレーニングしているのですが、急に分かるようになるものでしょうか?
今の自分のレベルは、TOEIC600点、LとRの発音は正しく出来ます。
聞き取りとなると、はっきり聞き取れる場合もあるのですが、瞬時に分からない時がまだまだあるのです。
〝Better late than never” もう逃げず、早く克服してしいの様のように、LとRからの解放感を味わいたい!!
> 今まで文脈とかで判断してましたが、もういい加減克服したい。
そのお気持ち、痛いほど分かります!
文脈から判断して理解できるのももちろん実力のうちです。
でも、英語ができてすごいね、と言われても、
自分の中に何か煮え切らないものがあるのも事実でした。
私はどうしても、騙しだましなんだ、まだ本物じゃないんだ、
という気持ちを拭い去ることができませんでした。
mmさんもTOEIC600点ということは、
恐らく普段の会話で聞き取れなくて不便を感じることは
ほとんどないくらいだと思います。
それでも英語を聞くたびにいちいち気を張るのは疲れますよね。
それまでよどみなく聞き取れているだけに、
聞き取れない部分が一か所あっても
かえって会話を止めて確認できなくて
つい分かっている振りで、ごまかしてしまうことってありませんか。
私は、よくありました。
それに、聞き取りがある程度までできるようになると、
毎日英語に触れていてもそれ以上の変化はなくて、
「英語は所詮、外国語であり続けるんだなぁ。」
となかば淋しく、諦めていたような部分もありました。
ISLを実践するまでは!
> どのくらいの時間で克服出来るものでしょうか?
> 具体的に1日何分、何日間くらいかかりましたか?
私の場合は、LとRの聞き分けができるようになるまでが3、4日で、
英語そのものの音の違いを感じたのはちょうどぴったり一週間です。
水曜日にISLをはじめて、次の火曜日にはできるようになっていた、
という具合です。
ただ、私の場合をあげてしまうと特殊で、
それこそ毎日何時間も、1500単語分のISL音声を
形を変え、順序を変え、どっぷり浸かって聞きまくっていたので
これを基準にしてしまうのはムリがあるかなぁ、と思います。
他のISL受講者様で、毎日ISLを真剣に実践いただいてる方ですと、
一週間目くらいになんとなくLとRの違いが感じられるようになってきて、
二週間目くらいで英語そのものの音の違いを
感じはじめていただける場合が多いようです。
ISLの講座でも、今まで英語や日本語を教えてきた経験からも、
聞き取りに関する変化をご自身で感じはじめるのは、
平均的に二週間目くらいです。
mmさんの実力を実際には知らないので、
あまり無責任なことは言えませんが、
「あ、何か今までとは違うかも?!」と感じられてからも
クイズなどを多用しておもしろがって続けていただくと、
mmさんくらいの基礎がある方なら、
毎日実践して一か月くらいで「英語の音そのもの」が耳に十分慣れて、
自然に耳に流れ込んでくるようになるのではないかと思います。
本当に、「英語を聞くんだ!」という切り替えなしに
英語を聞き取れる気分は最高です!
私もぜひmmさんに、この開放感を味わっていただきたいです!
私はしつこいんです。
mmさんに、英語を日本語のように聞けるようになっていただくまで諦めません。
mmさんも、分からないことやご要望などがあれば、
コメントやメールでどんどんお知らせくださいね。
これからもよろしくお願いします!